Video
●彼女の歌と共に漆黒の夜に入って行く。月の光だけが僕達の今を照らしている。光の先に僕はその入り口を見つける。そこは愛の王国。苦しみも悲しみもない場所。大丈夫 もう明日が来なくても平気だから。一ノ宮頼子の音楽は禁断の木の実である。それも真夜中に食すべき果実である。人生という道で何かに悩んだ時、ちょっと躓いた時 彼女の歌を聴き 彼女と共に涙枯れるまで泣く事をお奨めする。真夜中を一周して泣き疲れ「もうどうにでもなれ。」って思った頃 朝のやさしい陽射しが「まだ頑張れる。」って背中をそっと押してくれるから。<音楽家 葉加瀬太郎> ●滅多に日本のシーンで聴けない音楽。ウィスパー・ヴォイス・ファンにはお宝的なアルバムとして後に伝えられるのは間違いない。<音楽評論家 岩田由記夫 / J-WAVE 「Sapporo Beer OTOAJITO」>
Music
●心揺さぶられ 戦慄が走り身震いする。体中に微電が流れる。涙腺が刺激され鳥肌が立つ。胸が高鳴り 喜びや悲しみ 絶望と幸せを感じる。穏やかな海のような時もあれば 嵐のように荒れ狂う時もある。一ノ宮頼子の曲を聞いていると 体が反応する。まるで恋愛のようだ。人が持ち合わせる 強い部分 弱い部分 無垢と哀愁 自我に存在するあらゆる事を「素直」に歌い上げているからだろう。すなわち 彼女の音楽は「本質」に寄り添っている。「本質」に触れているから 彼女の曲はぶれない 揺るがない。一ノ宮頼子の音楽とは何だ?と問われれば 心打たれる音楽 その一言に尽きる。<映画監督 片岡秀明> ●囁くヴォーカルが時に降り注ぐように 時に地の底から湧き上がるように心にしみ入ってくる。落陽から夜明けまでモノトーンの世界が繰り 広げられる中 ボーナス・トラック「オサンポ日和」の軽快さが不思議な余韻を残す。<CD Journal>
Schedule
●この大きすぎる空の下、歩いて、走って、少し立ち止まったところで彼女は歌う。「君はだれ?」「どこにいるの?」・・・欠片がひとつ、またひとつ、ひかりを分かち合う恋の唄。忙しく移動中に聞くのとは違う音楽。どれもみな、とてもいい。 <矢部直( UNITED FUTURE ORGANIZATION )> ●えらくダウナーなサウンドと 震える声によるつぶやきのような歌はあまりにもフラジャイル。イメージとしては、瀕死のリッキー・リー・ジョーンズ あるいは鬱病の佐藤奈々子といったとこか。が 何よりも た だの雰囲気ものではすまされない強烈すぎる個性が光るし ストイックに削ぎ落としたサウンド・プロダクションもカッコいい。怖いけどついつい何度も聴きたくなる奇妙な魅力を持った作品だ。<音楽評論家 松山晋也 / CD Journal 「よろしく哀愁!」 >